ドクター衣理の部屋スーパービューティーコラボ

第9回ゲスト西山さん

第9回ゲスト西山舞さん

第9回ゲスト西山舞さん

LUGAR(ルガール)主宰。
数多くのビューティ誌や女性誌、広告で大活躍する
トップアーティスト。
わかりやすいメイク理論には定評があり、
トレンド感をきちんと取り入れながらも、
その人自身の美しさを引き出す上品なメイクが、
世代を超えて女性の人気を集めている。
化粧品のプロデュースなども手がけるほか、
「西山 舞のメイクレッスン」(成美堂出版)を上梓。
丸善美術商事によるフランスのラファエル社との
コラボレーション、「Maiブランド」のメイクブラシ
を発表するなど、活躍は多岐にわたる。

「ヘア&メイクというひとつの道を究めるにはストイックさが必要でした」

第9回ゲスト西山舞さん Dr.衣理舞さんにお目にかかるのは初めてですが、以前から雑誌で拝見している舞さんのメイクが大好きで。ぜひお会いしたかったんです。
西山さん私も先日、BeauTV VOCEに出演されている衣理先生を拝見して。お話のしかたとか物腰から、絶対、素敵な方だろう!と思っていました。
Dr.衣理光栄です。実際お会いしたら、お顔が小さくてスタイルも抜群だし、ピュアな雰囲気を持っていらっしゃって。そして肌も驚くほど美しい!
西山さんいえ、中身は男らしいんですよ(笑)。仕事を究めていくには、腹をくくらないといけない部分がありますし、高校生のときに空手を習っていたこともあって、“武士道”みたいなものが自分の中にあるんです。昔はもっとストイックで、撮影中は集中力が鈍るからと言ってご飯も食べなかったので体重も39kgくらいしかなくて。仕事と勉強が趣味みたいな感じでした。いま思うとなんであんなに頑なだったのかと思うけれど、とことん突き詰めてしまう性分なんですよね。いまでもヘア&メイクとしてまだまだ足りないと思っていますし、毎日が勉強ですね。
Dr.衣理その道を究めた方って、決して自分の立場に満足してあぐらをかいたりしないですよね。謙虚で勉強家。逆に言えば、そういう日々の努力があるからこそ、トップアーティストとして長く活躍されているのだと思います。

第9回ゲスト西山舞さんDr.片桐衣理

西山さん20代の頃は、ヘア&メイクという仕事がまだ確立されていない時代で、現場も “男社会”だったので、撮影に行くと「そこの姉ちゃん、お茶淹れろよ」なんて平気で言われる世界だったんです。もちろん名前なんか呼んでもらえなくて。そういう中でやっていくには、理不尽なことに立ち向かう勇気とか、きちんと反論できる理論や根拠が必要だったので、ストイックにならざるを得なかったんですよ。当時、ヘアメイクの仲間達と「私たちの時代でヘア&メイクという仕事を確立させよう」「次の世代に引き継ぐときにはもっと引き上げてあげたい、だから信念を持ってやっていこう」とよく話していました。
Dr.衣理舞さんはずっと雑誌をメインにお仕事してらっしゃるんですよね?
西山さん何年か前までは、テレビも講演もNG。インタビューもイベントのお仕事も基本的にお断りしていたんです。素敵なお話はたくさんいただいたんですけれど、とにかく「あれもしない、これもしない西山」だったんですよ(笑)。なぜなら雑誌という媒体ならではのこだわりが好きだったし、それにヘア&メイクは裏方だと思い込んでいました。でも、最近は今日のような対談もとても楽しんでいます。
Dr.衣理その心境の変化は?
西山さんデジタルになって世の中のすべてが変わったと思うんですよ。写真だって、メイクも髪もどうにでも修正できてしまうでしょう? アナログの時代は「この右から3本目のまつ毛のクセだけがどうしても直せなかった!」と3日間くらい悔やんで胃を痛くしながら悩んだりしたのが、いまや「ああ、それ後で直しておくよ」ってカメラマンも当たり前みたいにおっしゃってくださる(笑)。そういう時代の変化とともに、他のお仕事もやってみようかな、とだんだん思えるようになってきたんです。