ドクター衣理の部屋スーパービューティーコラボ

第10回ゲスト倉田真由美さん

第10回ゲスト倉田真由美さん

第10回ゲスト倉田真由美さん

女性誌編集部、編集プロダクションを経て、
’87年よりフリーランスに。
『エル・ジャポン』『フィガロ・ジャポン』『美的』
『和樂』のほか、女性誌のビューティページや
コラムの執筆、トークショーなど、
幅広い分野で活躍。
著書に『しあわせ美人のつくりかた』(ぶんか社)がある。

肌を日々観察し、微調整しながら使いこなす。それがスキンケアの極意!

第10回ゲスト倉田真由美さん Dr.衣理今日は、美容のプロ中のプロである倉田さんにいらしていただいているので、スキンケアに関するお話を中心に伺いたいと思います。倉田さんの記事を拝見していると、丁寧にご自分の肌を育もうとしている姿勢を持ってらっしゃるのがわかって私はとても共感できるのですが、まず、スキンケアで大切にしていらっしゃることは?
倉田さん老化は「乾燥すること」と「滞ること」で加速する、というのが私の持論です。乾燥させないためには保湿が重要ですし、古い角質や汚れを残さないこと、そして、血行やリンパの流れを停滞させないよう、体の内側にも働きかけて新陳代謝をよくすることが大切だと思っています。
Dr.衣理おっしゃる通り、肌のベースの部分がいちばん肝心ですよね。年齢を重ねるといろいろなものが減る一方なので、肌にとっての「貯金」をいかに減らさないようにキープするかがポイントだと私は思います。減っていくことは防ぎようがないけれど、その下降していく曲線をできるだけなだらかにして肌力を温存すること。それには“何を使うか”だけでなく、使い方も重要ですよね。
倉田さんそうですね。例えば、マスカラまで素早く落とせるのでオイルクレンジングが人気ですが、私は洗浄力が穏やかなクレンジングミルクが好き。目元などのポイントメイクはコットンと綿棒を使って細かく丁寧に落とします。クレンジングはスキンケアの要で、擦ったりして刺激を与えないことと、うるおいを奪いすぎないことがとても大事。私自身、肌が乾燥して敏感になっているときは、クレンジングをなじませ、化粧水を含ませたコットンで拭くだけにすると肌が落ち着きますね。
Dr.衣理私も肌の免疫力が低下して、やさしいクレンジングでも洗えないときは乳液をたっぷり塗ってティッシュオフするだけにします。そうして肌に負担をかけないようにすると、あきらかにバリア機能が保たれてくるんですよ。ゴシゴシ擦る洗顔はとにかく肌にとってマイナス!

第10回ゲスト倉田真由美さんDr.片桐衣理

倉田さんあと、よくスポーツクラブで見かけるのですが、みなさん、コットンとか置いてあるのに使わない。手でパンパン!ってつけて終わり。コットンで丁寧につけてきちんとなじませるとか、そのひと手間で違ってきますし、ガラス細工を扱うように自分の肌をいたわらないと! 基本的な使いこなし方とかお手入れの仕方がおざなりになっていて、顔はゴシゴシ洗うのに、美容液だけ一点豪華主義ではもったいない。化粧品は全体にどれもレベルアップしているのに、その実力が十分に発揮できていない気がしますね。
Dr.衣理ベースのスキンケアでマイナスにしておいて、プラスαの部分である美容液とかに頼るのは間違い。使い方によって効果も違ってきますしね。
倉田さんでも私も最近やっと、「私ってこういう人」というのがわかってきた感じがするんです。肌も体もメンタル的な部分も含めて、“自分の取り扱い方”がわかってきたというか…。だから肌のサインも察知できるようになって、クレンジングを切り替えたりすることで、トラブルを未然に防げるようになったのかな、と思います。
Dr.衣理私も、そういうことがわかるようになったのはここ数年ですよ。30代前半はいま思うと無謀なこともしていて、効くと薦められた化粧品はとにかく全部使ってみたりしていました。でもちっともよくならなくて。
倉田さん私だって数多の失敗をして、肌を壊してきましたから(笑)。
Dr.衣理逆に30代半ばになってようやく自分に合うものがわかるようになったら、むしろ40代の現在の方が20代の頃よりずっと肌の状態がよくなって。肌の変化を日々観察したうえで、そのときの自分の肌に合うケアを工夫できるようになりましたね。だから、スキンケアの正解はひとつではなくて、肌の数だけ正解がある!
倉田さんまさに先生のおっしゃるように、肌は日々変化するもの。例えば「今日は胃もたれするからおかゆにしておこう」とか、体調に合わせて食べるものを変えるように、気候とか肌の様子に合わせて微調整するのがスキンケアの極意だと思うんです。それには、今朝の肌はどうかなとか、このくらいつけたらどうなるかな、というのを日々観察して自分の感性を磨いていくしかない。もっと言えば「自分に興味を持つこと」が極意なのかもしれません。