ドクター衣理の部屋スーパービューティーコラボ

アンミカさん モデル

ゲスト アンミカさん

PROFILE

’93 年にモデルとしてパリコレクションに初参加。
以後、ヨーロッパや日本でファッションショーやファッション誌、
広告などに出演。モデル業以外にもテレビコメンテーター、
エッセイの執筆、講演など多方面で活躍している。
フジテレビ(CX)「知りたがり!」、
日本テレビ(NTV) 「魔女たちの22時」ほかに出演中。
「モデルAHN MIKA の肩甲骨美人ダイエット」(グラフ社)
などの著書も好評。

voice1. 母から教わった大切なことがコンプレックスを自信に変えてくれた

ゲスト アンミカさん

Dr. 衣理お目にかかれて光栄です。今日のファッションもとても素敵ですね。本当にいつもお美しい! 今日はその美の秘密をたっぷり聞かせていただきたいと思います。
アンミカさんありがとうございます。最近、美しさについて語る機会が増えてすごく嬉しいのですが、いま私がこういうお仕事をさせていただけるのも、母のおかげだと思っているんです。
Dr. 衣理 お母様の?
アンミカさん私は小学校のときは体が小さくて、背が伸び始めたのは高校1年生になってから。それまではコンプレックスだらけでした。韓国で生まれて3歳で日本に来たのですが、階段から落ちて口元に大きなケガをしてしまって、口腔外科のリハビリを長い間受けていたんです。そのリハビリの一環として、母は私に表情をきれいに見せるレッスンやマッサージをしてくれて、事故の後遺症やコンプレックスとずっと一緒に戦ってくれました。
Dr. 衣理そんな大変な経験をされたのですね。でも、そういうお母様のレッスンがあったからか、表情がとても豊かですよね。筋肉の使い方が上手というか。
アンミカさん子供って素直だけど残酷だから、顔のことを言われるのが怖くて、最初は人前で顔を上げられなかったんです。目つきも悪くて猫背でしたし、でも、とにかく母はレッスンが上手にできると褒めてくれる人で「それなら私もがんばろう!」って。韓国では、特に食事のときに背筋が曲がったりすることが許されないので、そういった作法や所作は徹底的に叩き込まれましたし、「姿勢をよくして口角を上げなさい、女性はいつも笑顔でいなさい、相手が聞き取りやすい声で話しなさい」というようなことをたくさん教えてくれて。そのおかげでやっと自分に自信が持てるようになったんです。
Dr.衣理と、ゲスト アンミカさん

voice2. 本当に美しい人とは、一緒にいると心地いい人

Dr. 衣理素晴らしいお母様ですね。美意識が高くて、しかもきちんと褒めていいところを伸ばして正しい方向に導いてくれる。
アンミカさん私、兄弟姉妹が5人いて、兄がよくしゃべる人だったのですが、母が「それなら弁護士になりなさい」って(笑)。 落ち着きがなかった姉には、「音感がいいから、楽器をやりなさい」とアドバイスして、いま、姉は本当にドラムをやっているんですよ(笑)。 そういう明るくて前向きな母の影響を受けて育ったので、インタビューで美しい女性について聞かれるとやはり真っ先に母の顔が思い浮かびます。 私がコンプレックスを抱えていたとき、母は「美しいって言われる人は、一緒にいて心地いい人だから」とよく言っていました。「 目鼻立ちが整っていることはいいことだけれど、一緒にいると楽しくて明るい気持ちになれるとか心が和む、って言われるようなやさしさを持った女性になりなさい」って。 だから私も母のように、一緒にいて落ち着ける空気感を持っている女性になりたいですね。 いつも同じ温度でいたいというか、自分の中につねに定まった軸を持っている凛とした女性でありたい。
Dr. 衣理おっしゃる通りですよね。いくら美人でも、一緒にいて疲れる人は魅力が半減してしまいますから。
アンミカさんだからファッションもメイクも、相手を思いやる心が大切だと思います。 もちろん、自分がきれいでいることに満足感があるからこそ堂々と振る舞える、自信が持てる、というのはあるんですが、ファッションやメイクは9割、他人が見るもの。 例えば、失恋で悩んでいる友だちと会うとき、全身黒の服よりは明るい色のスカーフを巻いていこうとか、相手の目に映る自分を意識することが大事だと思うんです。 とびきりきれいにして自分だけ目立っても、その場にそぐわないと傲慢に見えてしまうこともあるし、その人の本音や心の部分って、ファッションやメイクからも少しずつ滲み出てしまう。 そういう意味も含めて、ファッションやメイクは心を伝える大切なコミュニケーションツールだと思うんです。