「40代後半からはメイクの意味合いが変わってくる。ゆるんだ肌を立て直すために不可欠なものに」...山本さん

Dr.衣理
ヘアメイクアップアーティストとして、美容業界をリードしていらっしゃる浩未さん。
ここ最近では仕事のキャリアで、何か変化はありましたか?
山本さん
そうですね、私はちょうど今年で50の壁を乗り越えるところなんですが、
「肌年齢が変わる」ってこういうことなんだ! と改めて実感しましたね。
以前から、年齢を重ねると肌の質感が変わる、たるみが現れるなど、私自身もお話していたんですが、
いざ自分がその年を迎えてみると、想像していたことと全然違う感じで(苦笑)。
これまでゆっくりと味わっていたエイジングが、急にガクンと落ちましたね。
Dr.衣理
Dr.衣理
ご実感がよくわかります。確かに
40代と50代ではホルモンバランスも変わってきますし、肌や体調に大きな変化が現れます。その変化に戸惑いを覚えて、クリニックに来院される女性も多くいらっしゃいますし。年齢に伴い、肌のお手入れも変わりますが、メイク方法にも変化がありますか?
山本さん
40代前半と後半ではメイクアップの役割が異なってきます。
たとえば肌づくりにしても、40代後半になると肌にゆるみが現れてしまうので、まずはスキンケアや化粧下地で
“肌の立て直し”が必要になってきます。

いままで化粧下地といえばハリを与える、ファンデーションを明るくする程度の役割だったのが、年齢を重ねるほどに小じわをふっくらさせたり、シミを目立たなくする必需品になったり。化粧下地ひとつにしても、その存在感が際立つようになりますね。
Dr.衣理
メイクアップが単におしゃれのため、ファッションのため、
ではなく、自分の表情をつくるために必要になってくるということですね。
山本浩未さん
山本さん
はい。ですから、40代前半までは「メイクは必要」程度でしたが、40代後半からは「メイクは不可欠」な存在になります。目もとや口もとにもゆるみが現れることから、単にアイラインやリップラインを描くのではなく、“立て直し”を意識してメイクすることが必要になりますし。

目もとや口もとのポイントメイクもまずバランスを整えることが先決で、ひと手間かかるようになると思いますね。どこかのパーツを盛るような“一点豪華主義”ではなく、バランスを合わせていくという作業です。
Dr.衣理
...なるほど! それはフェイスデザインでも同様ですね。
ヒアルロン酸注入にしても、“一点豪華主義” で「目もとだけをふっくらさせたい」という方もいらっしゃいますが、
美しさはバランスありきなので、それをそのまま施してしまうと、不自然になってしまう。年齢を重ねるほどに、バランス感が大切になってきますね。