「結婚を機に“十和子流”で自由に美容ができる! と嬉しくなりました」...十和子さん

君島十和子さん
Dr.衣理
まずは君島さんの美容人生のなかで、
転機になったことを教えてください。
十和子さん
美容人生での転機のひとつは結婚です。
女優をしていた頃は、仕事として美容と向き合っていたので、役柄にあった外見に整える必要がありました。だから、結婚をして主婦になってからは、「思うままにスキンケアやメイクができる!」と思って、とても嬉しくなりましたね。しかも、主人(現・君島インターナショナル取締役社長兼株式会社フェリーチェ トワコ代表取締役社長)は元皮膚科医だったこともあり、美容にまつわる疑問をすぐに聞ける環境がありまして。それまでは女性誌から情報を入手していましたが、より専門的なアプローチで美容に踏み込むことができました。
Dr.衣理
それがきっかけで化粧品を開発することに?
十和子さん
そうですね。化粧品は8年前から開発を始めて、6年前に「フェリーチェ トワコ」を設立しました。
美容について深く勉強していくうちに「こんな商品が欲しい、開発したい」と思うようになりまして。
アマチュアからプロへの意識が芽生え始めたきっかけですね。
Dr.衣理
何かヒントとなる商品があったのですか?
十和子さん
はい。私自身、日やけ止めにこだわりがあり、主人を指導してくださった東京女子医大の川島眞先生に日やけ止めを処方して頂いていました。それが「内緒でゴルフ」という命名で(笑)。学会に出席した時や、知人にゴルフにいって遊んでいることがわからないほどに効果がある、ということですよね。そんなユーモアある処方薬で紫外線防止効果も高かったのですが、こちらをもっと化粧品のように、使い心地よくできないかなと思いまして。川島先生にOEM(受注製造)先を伺ったことが、すべてのはじまりですね。
Dr.衣理
処方薬の製造先を聞くなんて、探究心が旺盛!
十和子さん
今回、私の愛読書として持参した書籍をみても思うのですが、私は昔から興味があることを深く掘り下げることが好きなんです。大河ドラマを観るときも、原作や背景、史実上の出来事などを追求してしまう。その人物が生まれた場所や環境なども知りたくなってしまって(笑)。
Dr.衣理
Dr.衣理 化粧品開発者に向いている資質ですね(笑)。
その後にUVクリームを開発したんですね。
十和子さん
はい。ただ、紫外線吸収剤や散乱剤の配合バランスと、使用感のよさにこだわったので、27回も試作をして完成しました。
ただ、良い成分が登場するたびにリニューアルを続けているので、発売してからも4回ほど改良しています。
最近は、おかげさまで新しい製剤や成分の件で、成分メーカーの方にご来社頂くことも多く、より良い製品づくりが実現しています。
Dr.衣理
よく理解できます。
製品づくりは製造メーカーとの相性があるし、アイテムによって、こだわりも変わるもの。満足する製品にたどり着くまでは時間がかかりますよね。すべてご自身で管理されているのですね。
十和子さん
フェリーチェ トワコは、私がイメージキャラクターを務めているだけ、と思っている方もいらっしゃいますが、製品開発だけでなく、製造工場に出向いて充填作業にも立ち会います。表にでているイメージは華やかかもしれませんが、オフィスワークも多いので、実際は地味な作業をしている時間のほうが多い気がします(笑)。